時間が合わずなかなか「スペル」を観れません><
そうこうしている内に「カイジ」「なくもんか」「イングロリアス・バスターズ」と観てしまいましたwという訳でせっかくなんで感想を書きたいと思います。
「イングロリアス・バスターズ」
監督 クエンティン・タランティーノ
出演 ブラッド・ピット
クリストフ・ヴァルツ
イーライ・ロス
メラニー・ロラン
<あらすじ>
1940年代、ドイツ占領下にあったフランスが舞台。SSやゲシュタポによるユダヤ人の迫害が行われていた。そんな中、連合軍にある舞台が結成され、フランスに送り込まれる。その名もイングロリアス・バスターズ!!
<感想>
おもしろかった!タランティーノ好きにはたまらない作品!!
史実ガン無視の展開でタランティーノがやりたい放題にやっています。いつもの様に
残酷描写もそこそこありますのでもちろんR指定。
ブラッド・ピットが大好きな私としては、思ったほどブラピが出ていないのは残念でしたが、他の出演者の演技にむしろ見とれてしまいました。特にナチの将校、
ランダ大佐の尋問は素晴らしいです!クリスロフ・ヴァルツという役者さんでかなりキャリアのある方みたいです。
何か含みのありそうなもの言いだが、もしかしたら
カマをかけているだけかも知れない、、、そんなヤキモキさせられる態度に、
「いっそ一思いに殺してくれ!」とさえ思うような心理状態になってしましそう。尋問されている側への感情移入がハンパないんです!!
そういった緊迫した心理戦というか、心理描写が結構見ることができ、思った以上の見ごたえ。居酒屋での緊迫した展開も是非みていただきたい。そこからの一連の流れも実にタランティーノらしいww
全体の流れや整合性よりも、その場のディティールさやただ単にやりたい事を優先するかのようなタランティーノ監督の姿勢は好きですwサスペンス観るときは細かいことが気になっちゃうんですが。不思議。
正直な話、ブラッド・ピット以外の出演者のことをほとんど知らずに観に行ったのですが、印象に残っているシーンにブラピがほとんど出ていなかった。これはもしや喰われてたってやつか。
しかし
主人公はショシャナとランダ大佐の2人でいい気がする、、、
てかブラピ何してたかなぁ。むしろ存在ごといなくなっても、
悲しいかな、話として成立した気がするよ。今思うと、この映画の魅力的な緊迫した展開に、ガサツでクールないつものブラピのキャラは合わなかった気もします。例えばブラピがあの居酒屋にいたら、あんなに素晴らしいシーンは生まれなかっただろうな。しかし、あのとぼけたキャラはこの映画において、ある種のタランティーノらしさを魅せるのに欠かせなかったのも確か。ただ物語の軸について考えたとき上記のように感じた部分もあります。ブラピは、彼のキャラの生きそうなドンパチにも参加してなかったし。最後のランダ大佐とのやり取りくらいかな、、、
そういえば、
ブラッド・ピットの首筋に首を吊ったような傷跡(?)のようなものがありました。ブラピが登場してから最後まで気になってみていたのですが、特に映画内で理由が描写されませんでした。つまりあれは
「ブラピがナチ嫌いな理由を脳内補完してね」っていうタランティーノからのメッセージってことでしょうね。過去にナチのせいで首を吊らされたことでもあったのでしょうか。しかしその描写は敢えてされなかったのか、それとも時間の都合カットでもされたのか、後者だとしたら悲しいな。実際、他のバスターズのメンバーは過去が語られていますし。
いずれにしても、イングロリアス・バスターズはいい!
「何かある」と観客に思わせてハラハラドキドキさせるタランティーノの見せ方は、いつもながら
定番な文法でありながら新しい。タランティーノ好きなら是非観ていただきたい!残酷なのダメな方は観ちゃいけませんw
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テーマ : 映画感想
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